中東・アフリカ北部チーム

 11月29日から12月12日の日程で中東・アフリカ北部チームを招へいし、アルジェリア一般労働組合(UGTA)、バーレーン労働組合総連盟(GFBTU)、独立エジプト労働組合総連盟(EFITU)、ヨルダン労働組合総連合(GFJTU)、モロッコ労働組合(UMT)、パレスチナ労働組合総連盟(PGFTU)、チュニジア労働総同盟(UGTT)より計11人(うち女性4人)が参加した。
 7カ国からの参加であったものの、「アラブはひとつ」という意識が強く、一貫してチームに一体感があった。また、各講義で活発に質疑応答を行い、予定時間を超過することも珍しくなかった。アラブ特有のにぎやかさを持つ反面、それぞれ厳しい国内事情を抱えており、平和に対する思いはとりわけ強かった。
 労働講義では、戦後日本の労働組合の歴史や春季生活闘争などを含む日本の労働運動、最低賃金制度、労働法制、民主的な労働組合運営などについて学習した。労使は対立が前提の参加者にとって、日本の労使関係については大いに興味を持ったようで、質問が相次いだ。
 連合では、男女平等政策に関する講義を受けた。女性参加者から、先進国である日本で、女性の参画率がなぜここまで低いのかといった疑問および問題提起がなされた。
 労働組合役員としての交渉力を高めるためのグループ討議では、「産業政策」、「雇用政策」について2グループに分散して相互論議を行った。各国で異なる対応もあることを共有しつつ、労働者の保護に向けてどのように組合が対応するべきかなど、熱心な討議が続いた。
 産別訪問では、生保労連を訪れ、日本の生保産業および生保労連について、さら2016春季生活闘争を中心に生保労連の取り組みについて説明を受けた。
 連合大阪との意見交換では、労働、政策、組織それぞれの担当副事務局長から説明を受けたのち、参加者から、連合本部と地方連合会の違いや、非正規労働の課題、連合大阪の春季生活闘争についてなどの質問が出された。
 工場訪問は、ダイハツ池田工場で軽自動車の組み立て現場をおよび資料館を視察した。労働組合役員との意見交換では、トヨタとの関係や自動車各社間の競争など、グローバル化にかかわる質問が出された。
 また、ハローワーク東大阪では、組織概要や失業保険の仕組みについて学んだ後、実際にコンピュータで求人票を検索した。さらに、北大阪高等職業技術専門学校を訪問し、ものづくりの現場で働くことを目指す若者たちが学ぶ様子や先進設備を見学した。
 最終日は、参加者が研修で得たことから、各国での取り組みに活かしたいことの発表があり、労使の良好な関係の構築、春季生活闘争のような統一交渉、職業訓練センターの充実などが挙げられた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

参加者の様子

受講風景

厚生労働省訪問

グループ討議の様子

各国の労働事情を発表する

ハローワークで求職検索

ダイハツ資料館にて