再招へいチーム

 2015年10月12日から10月17日の6日間の日程で「再招へいチーム」として、中国、韓国、ベトナムの3カ国より計6人(各2人、うち女性3人)を招へいした。
チーム参加者は、自国の労働状況・労使紛争や組合活動などを発表(労働事情を聴く会:拡大版)し、労働組合関係者や使用者団体などに情報提供するとともに、現在の日本の労働課題、労働組合の状況などについても理解を深めるためのプログラムとした。
 労働講義では、最近の雇用・労働問題、労使紛争解決のための仕組みなどについて学習した。チーム参加者からは日本の非正規労働者の現状・課題と対策、労使紛争の解決手段などにかかる質問が出された。
 10月15日の労働事情を聴く会(拡大版)では、労働組合、行政関係者、企業などから約50人が参加し、3カ国のチーム参加者から①自国の労働運動、②労使紛争の対応事例――などについて報告した。
 中国からは、急速な経済発展の中で、雇用の多様化が進み、非正規労働者が増加した結果、労使関係が不安定化し、集団的労働紛争が増加の一途を辿っていること、このことが社会・経済の安定に悪影響を及ぼしているなどの懸念が報告された。中でも大手多国籍小売企業が、事前予告せずに突然閉店し、雇用問題化したことで、労使紛争に発展した事例が報告され、労働組合の対応の重要性が報告された。
 韓国からは、非正規雇用やサービス業の増加により、労働組合組織率が低下していることや、パク・クネ政府による労働改革案(政労使大妥協)、「一般解雇や就業規則の不利益変更」改革の取り組みが報告された。この中で労働組合側が政府、使用者側の要求を完全に阻止することができなかったことをはじめ、化学関係労働組合の闘争状況も報告された。
 ベトナムからは、争議全体の74.9%が台湾や韓国などの外資系企業による実態や、争議の目的が賃金、社会保障の拡充、労働協約不履行などが主因であること、またそれに対する対応などについて報告した。
 また、産別訪問としてNHK労連に往訪し、組織概要、活動方針などを理解し、非正規労働者の比率が高くなり、職種も多種多様かつ複合的になっていることから、産別の役割や非正規労働者が抱えている問題・課題に対する対応策、さらには若者の労働組合への参加促進などについて論議した。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

NHK労連

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

連合本部訪問

労働事情を聴く会

中国の参加者

韓国の参加者

ベトナムの参加者

NHK労連訪問