ラオス・ベトナムチーム

 2015年8月30~9月12日の間、ラオス、ベトナム2ヵ国より12名を招へいした。日本との政治体制(社会主義国)や、労働組合の成り立ちに多くの相違点があり、両国参加者の関心事項も類似していたことから、各講義で活発に質疑応答するなど、総じて積極的な参加・参画があった。
 また、各講義・訪問先においても積極的な意見・質問が出され、日本の労使関係や労働事情などについて真摯に学ぶべく、2週間のプログラムに熱心に取り組んでいた。
 とりわけ、参加者からは、日本における非正規労働者の現状・課題と対策、法令の遵守の取り組み、男女平等参画社会の実現――等にかかる質問が多く出された。
 連合では、組織化政策等に関する講義を受け、仲間づくりの重要性を再認識した。両国ともインフォーマルセクター労働者が増加しており、組織化にかかる具体的な方法などについて関心が高かった。
 産別訪問は、運輸労連を往訪し、組織概要、活動方針のほか、運輸産業で働く労働者特有の課題(時間外労働の法令適用外など)について学んだ。時間外労働に関しては、具体的な事例をあげながらの説明を受け、日本の時間外労働の仕組みについて理解を深めた。このほか、1970年代以降、労使紛争が減少に転じた件に関する説明があり、参加者からは紛争の未然防止策についての質問が出された。
 連合山梨との意見交換では、組織化の取り組みについて説明を受けた。参加者からは、山梨での組織率や賃金水準など、都市部と地方都市との比較にかかる質問があった他、男女平等に向けた活動を、地方連合別に展開しているかなどの質問が出された。
 工場訪問は、チェーンブロックやクレーン機器などを製作している、キトー本社工場を往訪し、労働者の健康管理や安全に考慮した行程で物づくりがなされている現場を視察した。また、労使同席での意見交換では、建設的な労使関係のもと労働者を育成・保護する政策が多くあることに触れた(安全教育など)。このほか、ハローワーク甲府にて、組織概要や失業保険の仕組みについて具体的に学んだ一方、中央労働金庫山梨県本部では、労働者向け金融機関の任務と役割等についての理解を深めた。
 最終日には、「ラオス・ベトナム・日本が継続して交流し、労働運動の強化を通じて社会経済の発展に貢献したい」との発言が多数あった。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

運輸労連中央労働金庫 山梨県本部
連合山梨ハローワーク甲府
キトー㈱本社工場キトー労働組合
山梨県

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

グループ討議

運輸労連訪問

中央労働金庫 山梨県本部訪問

キトー本社工場訪問

労使同席での意見交換

ハローワーク甲府訪問

連合山梨役員との意見交換

県庁訪問

全労済協会訪問