ミャンマー・カンボジアチーム

 6月21日から7月4日の日程で、ミャンマー・カンボジアチーム2カ国4組織から、計12人(うち女性2人)を招へいした。
 プログラム全体を通じて、参加者は自由かつ民主的な労働運動の重要性について考えることができた。例えば、ミャンマーでは2010年の総選挙以後、段階的に民主化を進められてきたが、現在も自由や民主主義を制約する制度が残存し、少数民族の権利が脅かされる状況にある。また、カンボジアでは与党が支援する労働組合、野党が支援する労働組合、NGO系労働組合等が存在し、労働組合自身が財政的に自立した労働運動を展開できていない。
 今次プログラムにおいて、参加者は、政労使の社会対話を促進する方法、産別の様々な要求を、ナショナルセンターとして統一する方法、最低賃金を定める方法、労働組合費を集める効果的な方法などについて学ぶことを目標とした。
 この点、研修における「戦後日本の労働組合の役割と課題」の講義、「労働組合の民主的な運営」のグループ討論、連合長崎やUAゼンセン訪問等を通じて、参加者は一定の理解を深めることができた。例えば、UAゼンセンにおける「近江絹糸争議」の映像紹介、「和して同ぜず」の精神、「政党が労働組合を支援するのではなく、労働組合が全労働者のためになる政党と政策協定を結び支援する(必要に応じて議員も擁立する)」という考え方のインパクトは大きく、参加者の新たな気付きが促された。
 参加者からの主な意見や要望として、「組合費の徴収には労働組合に対する組合員の信頼が最も重要だと気付いた」、「最低賃金の改善に向け、いかにナショナルセンター同士が協力できるかを考えた」、「使用者に対しても生産性三原則の教育が必要と強く感じた」、「長崎訪問を通じて平和のメッセージを広げる取り組みを自国でも実践したいと思った」などが挙げられた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

UAゼンセン連合長崎
ハローワーク長崎三菱重工業長崎造船所

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

団体交渉模擬練習の様子

ハローワーク長崎を訪問

長崎平和記念公園の様子

連合長崎役員との意見交換

三菱重工業長崎造船所資料館を訪問

UAゼンセン役員との意見交換

ミャンマーとカンボジアの労働事情発表

全労済協会による講義の様子

連合訪問