ネパール労働組合会議(NTUC)とJILAFがネパール全土で協働運営している9校の非正規学校運営会議を4月8日(火)にカトマンズで開催し、各校教師および運営関係者約50人が参加した。
NTUC・JILAF非正規学校は2008年度より3年制*1で運営されており、2014年4月には、通学中の生徒450人が3年間の学習を終えて非正規学校を卒業する(卒業生の多くは公立校へ編入し、学習を継続する予定)一方、5月には450人の新たな生徒を迎え2017年4月までの3年間の運営を行なうこととなる。
今次運営会議では、最終年度となった2013年度の学校運営成果および課題等を共有するとともに、5月から始まる新年度の学校運営に関し、運営方針に基づく有意義かつ実効ある取り組みとなるよう、JILAF、NTUC本部・支部、教師等がこれまで以上に連携を強化していくことなどを確認した。
なお、学校運営会議に先駆け、4月5日(土)~7日(月)に実施された教師研修では、非正規教育センター*2より5教科(国語、英語、理科、社会、算数)の教授方法に関する講義や実際の授業を想定した教師たちによるロールプレイなどが行なわれ、各校の本教師および副教師が各々のスキルアップを図った。
*1…同じ生徒が3年間学校に通う制度
*2…非正規教育センターは、ネパール教育省の下に設置された「識字および非正規教育を促進する中央機関」であり、1999年、国民が生活の質を向上し、国家建設に貢献できる識字社会実現のために設置された(現在は識字教育の促進のみならず、成人向け教育や公開学習、通信教育なども実施)
月日 | 内容 | |
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04月08日 | 火 | 教師研修1日目 |
04月09日 | 水 | 教師研修2日目 |
04月10日 | 木 | 教師研修3日目 |
04月11日 | 金 | 学校運営会議 |