南米チーム

1月19~2月1日の日程で、南米諸国より4ヵ国・計11人を招聘した。

 ポルトガル語圏(ブラジル)より5人、スペイン語圏(コロンビア、チリ、ベネズエラ)より6人を招へいし、2言語でプログラムを実施した。参加者全員が明るく陽気で、参加者間のコミュニケーションも活発であった。また、各講義・訪問先においても全員が積極的に質問を行ない、日本の建設的な労使関係などについて真摯に学ぼうとしていた。
 プログラム前半の講義や訪問先では、年功序列型賃金の考え方、労働組合役員に対する不利益な取り扱い、組織率の低下の原因とその対策、三者協議制度、政治活動、労働協約の適用範囲などについて、幅広い質問・意見が出されていた。
 特に連合訪問では、神津事務局長より春闘の必要性・重要性、2014春闘における連合の方針や解決までのプロセスについて詳細に説明を受け、日本の春闘システムについて理解を深めた。その後の意見交換では、コロンビアの参加者から、「コロンビアでは非常に多くの労働組合リーダーが殺害され、多くの活動家が脅迫や殺人未遂にあっている。しかし、その犯人が正当に処分されず免罪となっている」と、自国の労働組合役員の置かれている状況を説明した。
 産別講義では運輸労連の協力を得た。組織率向上のための取り組み、組合員への積極的な広報活動、安全確保の取り組み、高校生に対する職業(組合活動)紹介など、広範囲にわたって説明を受けた。参加者は、学生に対する活動紹介に高い関心を示し、自国においても実施に向けて検討したいとの意見が出された。
 連合岐阜プログラムでは、組織率、地方連合における政治活動、非正規労働者問題などについて意見交換を行なった。連合岐阜の組織率は、中小企業が多いことなどから全国平均より5%程度低いことや、組織率向上に向けた若年層対策などについて説明を受けた。政治活動については、具体的な支援方法や選挙後の連携のあり方などについても、多くの質問が出された。
 またハローワーク訪問では、雇用保険の支給基準や支払条件、外国人労働者への教育・訓練などについて意見交換を行なった。今回訪問したハローワーク大垣の管轄地域には、ブラジルや中国など、多くの外国人労働者が居住しており、外国人専用窓口が設置されていた。また、ポルトガル語で対応可能な担当者が駐在しているなど、今回の南米チームにとっては、非常に興味深い訪問となった。
 最後の閉会式では、参加者から①組合員の労働組合に対する帰属意識の高さ②日本人の時間に対する規律正しさ③世界平和を懇願する気持ち――などについて所感が述べられた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

連合岐阜運輸労連
パジェロ製造㈱パジェロ製造労働組合
ハローワーク大垣

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

連合本部訪問

講義(運輸労連)

広島平和記念公園

ハローワーク大垣視察

パジェロ製造 工場視察

講義(全労済)