東欧チーム

2013年11月24~12月7日の日程で、東欧チームとしてチェコ、ポーランド、ルーマニア、ハンガリー、ブルガリアの5ヵ国6組織から計8人を招聘した。

参加者からは、各国・各組織において日頃から労働運動を積極的に展開していることが要所に見受けられ、意見交換などでも積極的に質問し、自国の状況と比較しながら日本の建設的な労使関係や生産性運動、労働者福祉事業を自国に展開していきたいという熱意が強く伝わってきた。また、日本の文化や習慣など多方面から日本を理解しようと、研修前後の時間を有効に活用していた。
 労働講義では、春闘のプロセスについて高い関心を示し、年間スケジュールや連合・産別の役割、中小企業における春闘の状況など詳細にわたって質問し、日本の春闘の利点などについて学んだ。
 また、ユニオンショップ制について、労働組合に入らない自由、組合選択の自由に反するのではないかと、ILO 98号条約(団結権及び団体交渉権条約)との整合性について質問していた。さらに、組織率の低下と非正規労働者の増加についても高い関心を示し、「日本の労働組合は、より一層積極的に非正規労働者を組織化するべきではないか」という意見が多く出された。
 産別講義では、情報労連より産別の活動、課題などについて講義を受けた。情報労連の国際活動やボランティア活動について高く評価すると共に、産別が団体交渉に参加しない事等について疑問を持ち、日本の企業別労働組合のシステムを詳しく説明することで、単組、産別、連合それぞれの役割について再確認していた。
 生産性運動については、生産性を上げることに対して、労働組合としてできる限りの努力はするが、業績が伸び悩んでいる企業において、どのように労働組合が適正な配分を引き出すことができるか、という事を何度も確認し、改めて労使協議の重要性を認識した。
 地方連合プログラムでは連合宮崎を訪問し、地方連合会の活動、ハローワーク訪問、工場訪問を行なった。工場訪問では、株式会社ホンダロックを訪問し、工場内の職場環境改善に対する労使の取り組みなどについて意見交換を行なった。また、非正規社員の組織化についても、日本と東欧の状況を比較しながら、東欧の良い点を紹介するなど積極的に論議を行なっていた。

参加者の様子

産別講義(情報労連)

労働事情を聴く会

長崎市平和公園

ハローワーク宮崎

ホンダロック工場視察

連合宮崎との意見交換