ミャンマーチーム

9月1日から9月7日の日程で、ミャンマー労働組合連盟(FTUM)から10人(女性3人・男性7人)を招聘した。

 ミャンマー労働組合連盟(FTUM)からの招聘は初めてであり、2011年3月に民政移管され一定の制限はあるものの、労働組合の活動も法的に認められたことにより、今回招へいが実現した。
参加者のほとんどは労働組合活動が5年未満で、このような研修を海外で受講することも初めてであった。そのため、当初は若干緊張しながら参加していたが、最終日には心身ともに充実し、この招聘プログラムを十分理解できた様子であった。
 講義内容もミャンマーチームオリジナルのもので、労働組合活動の基礎となる労働組合の役割、法体系、組織化、最低賃金など広範囲にわたり研修を実施した。
 おのおのが講義・職場視察などにも積極的に参加し、意見交換の時間でも多くの質問・意見が出された。
 労働講義では、團野専務理事より「社会経済の発展と労働組合の役割」について講義を受け、参加者は自国の状況と照らし合わせながら真摯に受講していた。
 「戦後日本経済と労働組合の歴史」「労働組合を支える法体系」では、日本の労働組合が歩んできた歴史や春闘の仕組み、労働者の権利を守る労働法について学んだ。特に組織拡大や春闘の仕組み、組合設立に関する法律である『労働組合法』について高い関心を持ち、日本の組織率・組織拡大や春闘におけるベア要求根拠の考え方について、意見交換を行なった。
 最低賃金の仕組みでは、『最低賃金法』に係る詳細項目について、種類や適用範囲、最低賃金の決定方法などを学んだ。参加者は自国の状況と比較しながら、罰則や時間外割増の考え方などについて積極的に質問し、セーフティーネット全体の考え方などについても繰り返し確認していた。
 労働組合の民主的運営と組織強化では、労働組合の役割や必要性、活動の内容、労使協議制の重要性、団体交渉の進めた方など、組合役員として基礎となる項目について、参加者が自ら発言できるような方法で講義を行ない、参加者はこれまでの自分の経験から多くの意見・提案を行ない、疑問点についても解決を図っていた。講義の最後には、参加者一人ひとりが労働組合役員としての目標を掲げ、参加者全員で共有した。
 職場訪問では、東京メトロ綾瀬車両基地において、組合員の労働環境や職場の環境改善の様子などについて、工場内を視察した。その後の意見交換では、インフラに携わる労働者として、緊急時の対応(休日・夜間の呼び出し対応など)や勤務シフトなど労働時間・条件に関して多くの意見が出された。
 国会訪問・意見交換では、労働組合活動と政治活動の関わりなどについて意見交換を行なった。ミャンマーでは、国民が国会を訪問・視察することは許されていないことから、参加者は今回のプログラムで貴重な経験をすることができた。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

東京地下鉄株式会社東京地下鉄労働組合

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

連合訪問

国会訪問

東京メトロ綾瀬車両基地訪問