インドネシア CITU労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)

 国際労働財団(JILAF)は、インドネシア労働組合総連合(CITU)と共催で「労使関係・生産性セミナー(PROGRESS)」を11月27~30日、インドネシア・ジャワ島スラバヤ市で開き、労働組合指導者34人が参加した。
 このセミナーは、生産性向上運動(5Sおよびカイゼン)を通じて労使交渉を推進し、建設的な労使関係を確立することを目的としており、受講生は、プログラムで学んだ知識や経験を、職場で普及させるインストラクターになることを期待されている。
 4日間のセミナーは、(1)労組の役割と挑戦(2)労働基準と建設的な労使関係(3)生産性運動と労働組合(4)労使協議と団体交渉を基本に構成。
 参加者からは「工場の5Sパトロールや模擬団体交渉など、実践的で理解しやすいセミナーだった。ぜひ職場でも広めたい」、「これまで労働組合の役割は、経営側に賃金や労働条件の向上を求めることだと考えていた。しかし今回のセミナーで、建設的な労使関係こそが重要であるという考え方を初めて知り、大変勉強になった」などの感想が聞かれた。

参加者の様子

グループワーク

カイゼンの講義

模擬団体交渉