ラオスLFTU労使関係・労働政策セミナーを開催

ビエンチャンでのセミナー集合写真

11月25日~26日に首都ビエンチャン、11月28日~29日にラオス中部サワンナケートで「労使紛争未然防止に向けた建設的労使関係構築」を主要テーマとした労使関係・労働政策セミナーを開催しました。

ビエンチャンでのセミナーには、70名の参加者が参加しました。また、サワンナケートでのセミナーには、53名の参加者が参加しました。

ビエンチャンで開催したセミナーでは、安永専務理事が今次セミナーの意義にふれた開会挨拶をしました。また、シモン・ウンラーシーラオス労働組合連盟(LFTU)筆頭副会長、カンパット労働社会福祉省労働保護局副局長、ダオバディンラオス商工会議所副理事からもそれぞれセミナーへの期待が述べられました。

ビエンチャンでは、安永専務理事による「日本の最低賃金制度の概要」をテーマとした講義があり、①最低賃金決定プロセス、②日本の最低賃金推移、③履行確保対策について、参加者は日本の経験やノウハウを学びました。また、「労働運動を支える社会保障制度」についての講義も行い、社会保障制度や生活保護の仕組みについて説明を行いました。

ラオスでは、最低賃金未遵守や社会保障未整備が課題となっており、参加者からは履行対策や決定プロセスに関する質問やコメントがありました。

このほか、労働社会福祉省からは、「ラオスにおける最低賃金制度」についての説明やLFTUによる「最低賃金遵守にむけた調査結果」の共有がありました。

講義の後に、参加者は9つのグループに分散し、①「労使紛争未然防止に向けた取り組み」、②「改定最低賃金の遵守に向けた提言」の2つのテーマで行動計画を作成しました。①のテーマについては、組織化を促進する計画が多く出ました。また、②のテーマについては、政労使対話をすすめ、遵守に向けてそれぞれの役割を明確化すべき等のコメントが出ました。

ラオス中部に位置するサワンナケートでは、小山参与が講師となり、ビエンチャン同様「日本の最低賃金制度の概要」と「労働運動を支える社会保障制度」についての講義を行いました。また、労働社会福祉省サワンナケート支局やLFTUから最低賃金制度にかかる詳細な説明が、ビエンチャンのセミナーと同様にあり、サワンナケートでのセミナー参加者も理解を深めました。

サワンナケートでは、参加者らは、5グループに分かれ、ビエンチャンでのテーマと同テーマで行動計画を作成しました。サワンナケートでも、組織化の重要性や政労使対話や協力をすすめたいというコメントがあったほか、最低賃金制度を含めた労働者に関するプログラムを教育カリキュラムに入れたいという計画もありました。

ビエンチャンセッション、サワンナケートセッションともに、参加者の多くから、「日本からの経験やノウハウをラオスに合う形で取り入れ、最低賃金履行等の課題を解決していきたい、また、建設的労使関係構築をめざしたい」という内容のコメントがありました。

日程

月日内容
11月25日11/25労使関係・労働政策セミナー ビエンチャンセッション1日目
11月26日11/26労使関係・労働政策セミナー ビエンチャンセッション2日目
11月27日11/27(移動)
11月28日11/28労使関係・労働政策セミナー サワンナケートセッション1日目
11月29日11/29労使関係・労働政策セミナー サワンナケートセッション2日目

参加者の様子

ビエンチャンセッション 開会の様子

ビエンチャンセッション JILAFによる講義の様子

ビエンチャンセッション 行動計画作成の様子

サワンナケートセッション 開会の様子

サワンナケートセッション 集合写真

サワンナケートセッション JILAFによる講義の様子

サワンナケートセッション 質問をする参加者

サワンナケートセッション 行動計画作成の様子

サワンナケートセッション 行動計画を発表する参加者