先進国チーム

先進国チームが11月17日(日)~24日(日)の日程で来日しました。

開会式後、JILAF役職員と

ドイツ、イギリスから3名(いずれも女性)が参加し、予定した全プログラムを計画どおり終了しました。

参加者はナショナルセンターでの経験も長く、滞在中に開催する国際シンポジウムのテーマ「今後の労働契約のあり方と労働者の権利保護等について」に対しても、前もって目的意識を持った準備をして来日しており、質問も多く、課題に対して積極的な姿勢で臨んでいました。

今回、来日前にイギリス参加者から、Brexitに関連して日英/日欧経済連携協定による労働関連の影響についても情報共有したいとの要請があり、プログラムに経済産業省(通商政策局)訪問と、それに先立って連合の経済・社会政策局の講義を追加しました。

連合訪問では片山国際政策局長から、連合の役割と課題について、春田経済・社会政策局長からは、午後の経済産業省訪問に先立って、経済連携協定における労働条項に関する連合の考え方等について説明を受けました。

経済産業省訪問では、通商政策局欧州課職員、同経済連携課職員と、日英/日欧貿易協定とその中での労働一般について意見交換ができました。

日本生産性本部講義では、木内情勢研究員から日本の生産性運動に加え、国際的に見た日本の労働生産性の現状と課題を取り上げてもらいました。

日本経済団体連合会講義では、原田主幹から日本の建設的労使関係について経営者側からの視点での説明があり、初日に行われたJILAF塩田常務の講義「日本の労働運動の役割と課題」を補完する形になりました。

産別訪問では全国ユニオンを訪問し、プラットフォームビジネスの典型であるウーバーイーツに関する組合結成の経緯について話を聞くことができ、国際シンポジウムへの意識が高まりました。

その傘下の労働組合・職場訪問では、東京ユニオン・富士アミドケミカル支部を訪問し、比較的小規模の企業での労働組合の実態を通じて、日本的な建設的労使関係の好事例を見ることができました。

国際シンポジウムには、ドイツ利用者側として駐日ドイツ大使館から紹介を受けたプレッテル・ジャパンのザイデル日本代表や連合・漆原労働法制局長を交え、発表と意見交換を行いました。

なお、今回はドイツナショナルセンター要請による駐日ドイツ大使館のご協力や、連合から在英日本国大使館に派遣中の石原一等書記官(日立労組出身)との事前の情報交換など、まさに国際的な労働ネットワークを活用することができました。

また、一部の講義には、今年度グローバル研修の参加者4名や日本学術振興会/JETROアジア経済研究所のスハルジョ博士が聴講として参加しました。

参加者からは、以下のような声(アクションプラン)が出されました。

・単組ベースの仕組みや春闘は非常に興味深い。各国の特徴があり、それぞれの労使関係を安易に変えることは難しいが、共通の問題もあり、それらには国際的な連携も必要だ。お互いに強くなっていきたい。(ドイツ)
・第三次産業労働者はイギリスでも組織化が進んでおらず、イギリスと共通の課題として共有していきたい。(イギリス)

<ご参考>
「2019年度国際シンポジウム」
https://www.jilaf.or.jp/report_admin/basics/view/2085

今回ご協力いただいた関連機関一覧

経済産業省(経産省)日本生産性本部
日本経済団体連合会(経団連)全国コミュニティ・ユニオン連合会(全国ユニオン)
東京ユニオン・富士アミドケミカル支部富士アミドケミカル株式会社
ドイツ連邦共和国大使館株式会社プレッテル・ジャパン

皆さまどうもありがとうございました。

先進国チーム参加者

イギリス労働組合会議(TUC)

1.氏 名Ms. Rosa Crawford
 所 属イギリス労働組合会議(TUC)
 役 職政策担当
 組合歴9年

ドイツ労働総同盟(DGB)

2.氏 名Ms. Juliane Hoffmann
 所 属ドイツ労働総同盟(DGB)
 役 職ドイツ労働総同盟(DGB)地域事務局長
 組合歴9年

ドイツ労働総同盟(DGB)

3.氏 名Ms. Jeanette Klauza
 所 属ドイツ労働総同盟(DGB)
 役 職教育政策局幼児教育・学校方針・識字・基礎教育ユニット長
 組合歴10年

参加者の様子

経済産業省訪問

全国ユニオン訪問 

外部からの聴講生と