国際労働財団(JILAF)は、日本国政府(厚生労働省)からの補助金事業として実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」のため、7月17日(水)~20日(土)の日程でスリランカの首都コロンボを訪問し、第2回普及中央推進委員会(構成:中央政労使、ILO、通称:DPC)と事業地域であるコロンボ近郊のアビサベラと山岳部ヌワラエリアの普及作業委員(構成:各地域政労使)を召集した第1回核人材養成セミナーを開催しました。
7月18日に行われた第2回普及中央推進委員会では、事業地域2ヵ所(アビサベラ、ヌワラエリア)での具体的な活動案や、生活の改善に役立つ情報を記載したツールキットの作成について、政労使・ILOの皆さんと協議をしました。
翌7月19日には、第1回核人材養成セミナーを開催し、アビサベラとヌワラエリア普及作業委員合計16名が参加しました。このセミナーで、作業委委員はSGRA事業の概要や、スリランカにおけるインフォーマルセクター労働者の現状や課題についての理解を深めました。また、同セミナーでは、「相互扶助の制度による生活改善」と題した講義を行ない、①生活リスクと共済、②相互扶助の組織、③相互扶助の組織のメリット―――を説明しました。参加者の皆さんからは、SGRA事業既存4ヶ国(タイ・ネパール・バングラデシュ・ラオス)での成果・課題や、当局への登記の必要性などについて質問がありました。これらをふまえ、作業委員は、それぞれの地域ごとに分かれ、具体的な対象者や活動についての行動計画を策定し、セミナーを終えました。
月日 | 内容 | |
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07月17日 | 水 | 第2回普及中央推進委員会 |
07月18日 | 木 | 第1回核人材養成セミナー |