モンゴルCMTUと労使関係/労働政策セミナーを開催

セミナーの様子

 国際労働財団(JILAF)は、7月22日から23日にかけてウランバートル市内のモンゴル労働総同盟(CMTU)本部で、また7月25日から26日にかけては西部のウブス県において、CMTUと共催で労使関係/労働政策セミナーを開催し、総計112名が出席した。

 開会式では、アディアCMTU事務局長、松橋在モンゴル日本国大使館書記官、JILAF小山参与が挨拶し、アディア事務局長はJILAFとの協力の歴史(後述のPOSITIVEなど)に触れ、今回のセミナーはウランバートル市内および周辺の企業別労組から多く出席している、新任リーダーにとって良い機会であることを強調した。

 プログラムでは「日本の労働組合と労使関係」「日本の労働法制」など日本側からの報告に続き、モンゴル側からは、モンゴルにおける最初の労働組合は1917年に結成され今年で102年目になることや、CMTUには21県+ウランバートル市=22の地域組織と産業別組織14の計36組織が加盟していること、CMTUの取り組みとして、CMTU2030発展計画:DW(ディーセント・ワーク)の実現、グリーン&エコ経済の実現、組織拡大(組織率約25%を拡大するための人材育成)、労働社会保障制度の課題解決、社会保障に関するCMTU案の改正労働法案への入れ込み、SDGsなどに取り組むことについて報告があった。

 次に、労働監査制度についての監査局から報告があり、また、労働組合による労働監査改善の取組みとして、POSITIVE(JILAFと実施していた職場環境改善プログラム)のチェックリストを活かした研修などについてCMTUから報告があり、さらに、続くワークショップでは労働関係の監査について労働組合ができることについて議論した。  

 2日目は、日本の社会保障制度に関する講義を受けた後、労働法改正へのCMTUの対応について、産業別労組から報告を受けた。さらにグループ討議では、雇用の安定に向け、労働組合が労使関係により関与出来るような法整備、生産性向上の成果を公正に配分するために労働組合は何をするか、労使協議をシステム的に開催するために労働協約をどう充実させるかなどについて議論し、討議結果を発表した。
  
 次に、ウブス、ホブド、ザブハン、ゴビ‐アルタイ、バヤン‐ウルギのモンゴル西部の5県を集めたセミナーにおいても、ウランバートルと同様のプログラムに加え、各県報告、村(ソム)レベルの労働組合活動事例報告が行われ、その後のワークショップでは、村レベルの組合活動の改善に関する提案について、熱心に議論した。

 最後に、閉会式でアディア事務局長は、モンゴルの340村の活性化が重要、全体での活動をさらに強化していきたいと挨拶し、最後に小山参与が挨拶し閉会した。

日程

月日内容
07月22日07/22セミナー1日目(ウランバートル)
07月23日07/23セミナー2日目(ウランバートル)
07月24日07/24(移動)
07月25日07/25セミナー1日目(ウブス県)
07月26日07/26セミナー2日目(ウブス県)

参加者の様子

グループ討議で熱心に議論する参加者

ウブス県セミナー会場前の湖

セミナーの様子(ウブス県)