アフリカ英語圏チーム

10月14日~10月27日の日程でアフリカ英語圏チームが来日しました。

連合本部を訪問(連合本部)

10月14日から10月27日の日程で、ナイジェリア、南アフリカ、タンザニア、ザンビアの4ヵ国計11名(うち女性8名)が参加し、すベてのプログラムを計画通り完遂しました。

所属組織で現に要職につく参加者が多かったこともあり、全般的に講義内容に対する理解度が高いように思われました。また、日本の労使関係や労使慣行、建設的労使関係の構築を通じた雇用安定等に関する取組事例を自国の活動に活かしたいとの意欲が強く見られました。厚生労働省訪問では、出身国の労働事情から、参加者の関心が高いと思われる内容を中心に講義を受け、参加者からは労使紛争の内容や過労死への対応策などについての質問がありました。

産別訪問では、情報労連を訪問し、組織概要や取組内容に関する講義を受け、参加者からは組織拡大の具体的な取組みに関する質疑が数多くありました。

地方プログラムでは、ろうきん愛媛支店、連合愛媛、ハローワーク松山、JAM井関農機松山製造所を訪問し、各所で活発な意見交換が行われました。

参加者からは、主に以下のアクションプランが提案されました。
・ ろうきんと同等の金融機関を設立したい。(ナイジェリア、南アフリカ、ザンビア)
・ 2019年第一四半期までに、労使協議のシステムを確立したい。(ナイジェリア)
・ 2019年第一四半期までに、春闘を導入したい。(ナイジェリア)
・ 国民医療制度を確立したい。(南アフリカ)
・ 2019年4月~7月頃までに、未組織セクターの現状を把握し、組織化を進めたい。(タンザニア、ザンビア)
・ ハローワークのような離職者支援施設を設立し、特に若年層の離職率を改善したい。(タンザニア)
・ 組合活動に政府介入をさせないよう、法整備とその実施や、政策を策定する。帰国後即時にナショナルセンターのメンバーへ共有する。(ザンビア)
・ 帰国後2年以内に、労使対話の場を設ける。(ザンビア)

参加者の様子

産業別労働組合の取組について説明を受ける参加者(情報労連)

端末で求人検索(ハローワーク松山)

視察を通して日本の職場環境を知る(JAM井関農機松山製作所)