中南米チーム

中南米チームが7月8日(日)~7月21日(土)の日程で来日しました。

日本のモノづくり現場の見学(山陽特殊製鋼)

7月8日から7月21日の日程で、ブラジル、アルゼンチン、チリ、コロンビア、メキシコの5ヵ国から計12名(うち女性6名)を招へいしました。

参加国のうちコロンビア、メキシコ、ブラジルでは大統領選挙前後の重要な時期であり、これら3ヵ国のナショナルセンターが日本の建設的な労使関係を学び、自由で民主的な労働運動を推進していくために、大変意義のあるプログラムであったといえます。中南米チームは、女性参加者が半数を占めていたこともあり、各訪問先にて女性の権利や女性の参画に関する積極的な質問が目立ちました。また、自国の労働情勢を踏まえ、労働法や社会保障、労働組合と政治との関わりなど幅広い関心を持ち、質問や意見が多く出されました。

同チームは、日本の労使関係や労働慣行について学ぶ労働関係の基調講義を受講した後、産業別労働組合訪問では自動車総連、地方連合会プログラム(連合兵庫)では山陽特殊製鋼、ハローワーク神戸、兵庫県庁、全労済兵庫推進本部を訪問しました。
労働事情を聴く会では、各国に対して、労働情勢やナショナルセンターと産業別労働組合が抱える課題等について報告を求めました。ブラジルからの参加者は労働法改悪や不安定雇用に対する労働組合の統一行動について、アルゼンチンからの参加者は経済政策改革による労働環境悪化と社会対話の促進などについて、コロンビアからの参加者は組合活動の侵害と組織率の低下について、チリからの参加者とメキシコからの参加者は、派遣労働者やインフォーマルセクター労働者の権利擁護や公正な社会保障制度の実現に向けた取組みなどについて、それぞれ報告を行いました。
最終日のアクションプラン策定のセッションでは、参加者から日本の労使関係や労使慣行、労働法制などに触れた意欲的なアクションプランが示され、2週間のプログラムを無事に終了しました。

なお、参加者からは、以下の感想が述べられました。
(1) 労使協議制の導入を検討し、若者に興味を持ってもらえるような労働運動を展開していきたい。産別で統一した行動を起こし、組織拡大にもつなげていきたい。
<ブラジル、メキシコ>
(2)自国に戻り、日本で学んだ建設的労使関係に関する報告会を開催したい。
<コロンビア>
(3)インフォーマルセクター労働者も対象とした労働運動を展開していく。<チリ>
(4)連合が行っているような労働相談窓口の開設を行いたい。<アルゼンチン>

参加者の様子

求人公開パソコンを活用した求職活動体験(ハローワーク神戸)

『労使関係は車の両輪』産別の取り組みと政策課題(自動車総連)

運動基盤の再構築に向けた新体制の移行について(連合兵庫)