労使発展財団・国際労働協力センターとの定期交流
国際労働財団(JILAF)と労使発展財団・国際労働協力センター(KOILAF)の定期交流を11月21~25日、韓国・ソウルで開き、JILAFから髙木理事長をはじめとする代表団が参加した。
はじめにJILAFとKOILAFの定期交流が行なわれ、パクインサン理事長は「JILAFとKOILAFの定期交流は日本と韓国の労働分野での協力体制を確立させるために大きな役割を担っている。この交流を通じて、両国の労働や経済、社会情勢について意見交換を行ない、相互理解を深めていきたい」と述べた。
次に髙木理事長は「東日本大震災では、韓国政府や労働界、経済界から多くの支援をいただいた。KOILAFの役職員が募金活動で集めていただいた義援金は連合を通じて被災者の復興に役立てている」と述べた。
両財団の事業説明では、JILAFは新規事業である草の根支援事業、KOILAFは組織改定にともなう財団の概要を重点的に説明した。
その後、「日本の労働運動の現状と労働時間短縮」と題した講演会では、①髙木理事長による日本の労働運動の課題②團野常務理事からの労働時間の現状――について講演が行なわれた。参加者からは「韓国では自動車産業での労働時間の短縮が問題となっているが、日本での状況はどうか」「非正規雇用者が急増した背景を教えてほしい」等の質問が出されていた。
この定期交流では、韓国労働社会研究所、韓国労働組合総連盟、韓国社会的企業振興院、政労使委員会――等を訪問し、韓国の労働事情や経済状況について意見交換を行なった。
次回の定期交流は2012年に日本で開催される。
日程
月日 | 内容 | |
---|---|---|
11月21日 | 月 | KOILAFとの定期交流 |
11月22日 | 火 | 韓国労働社会研究所訪問、講演会「日本の労働運動の現状と労働時間短縮」 |
11月23日 | 水 | 韓国社会的企業振興院訪問、韓国労働組合総連盟訪問 |
11月24日 | 木 | 政労使委員会訪問 |