国際労働財団(JILAF)は、日本国政府(厚生労働省)からの補助金事業として実施している「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(通称:SGRA)」のため、9月17日(日)~22日(金)の日程でネパールの首都カトマンズを訪問し、各郡地域作業委員会(構成:地域政労使、通称:RWC)の主要メンバーを召集した「合同地域作業委員会(JRWC)」をカトマンズで開催した。また、ラリットプール郡(震災甚大被災14郡の一つ)において、SGRA協同組合(サハカリ)設立に向けたセミナーを開催した。
合同地域作業委員会(JRWC)は事業実施郡(バクタプール、パルサ、モラン)の強化・発展と完全自立化を促進する視座から、各郡の運営経験や成果・課題等を相互に共有、好事例の水平展開や課題克服を図るものである。JRWC、およびラリットプール郡におけるセミナーでは、全労済協会から塚本調査研究部課長ならびに西尾同主任研究員を講師に迎え、互助の基本的な考え方や労働者共済の変遷・推進経験、運用方法などを説明した。また、中央労福協より栗岡事務局次長を迎え、日本の労働者福祉活動等についても併せて紹介した。
月日 | 内容 | |
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09月19日 | 火 | SGRA協同組合設立セミナー |
09月20日 | 水 | 合同地域作業委員会 |