タイ・国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)の実施(8月期)

 8月17日、タイ東北部コンケン県にて、コンケン作業委員会を開催し、既存ネットワークメンバー(有機赤米生産農家)を対象とした、SGRA実施4ヵ国で初となるSGRA協同組合相互扶助メニュー(火災共済)の設立・導入について協議・確認等を行なった。

 冒頭、JILAFタイ事務所関口所長、アルニー(Ms)コンケン作業委員より火災共済のサービス内容案や、対象者についての共有があった。また、天候悪化によるタイ東北部での洪水被害の広がりを受け、自然災害時も定期的に収入が確保できるような収穫システムの構築ノウハウについても併せて協議した。

 さらに、8月19日、バンコクにおいてSERC主催のもと、既存ネットワークメンバー(縫製ホームワーカー)25名を対象に起業支援に関するフォローアップセミナー(ILO起業支援ツールを使用)を開催した。SERC役員による、(1)家計改善と貯蓄の必要性、(2)SGRA協同組合(相互扶助・貯蓄グループ)の設立、(3)社会保険第40条(インフォーマルセクター労働者向け)内容と加入手続き―等にかかる講義の後、参加者は、起業を通じた生活改善に向け、積極的にグループワークに取り組んだ。

日程

月日内容
08月17日8月17日、コンケン作業委員会
08月18日8月19日、バンコクにおいて起業支援に関するフォローアップセミナー

参加者の様子

コンケン米の鉢植支援の様子

コンケン火災共済についての協議の様子

SERCフォローアップセミナーの様子