マレーシア・パキスタン・フィリピンチーム

連合神奈川訪問

 12月4日から12月17日の日程で、マレーシア、パキスタン、フィリピンチームを招へいし、マレーシア労働組合会議(MTUC)、パキスタン労働者連盟(PWF)、フィリピン労働組合会議(TUCP)の3ヵ国から計14名(うち、女性6名)が参加した。

 労働講義では、戦後日本の労働組合の歴史や春季生活闘争などを含む日本の労働運動、最低賃金制度、労働法制、民主的な労働組合運営などについて学習した。連合訪問では、日本の社会保障制度と連合の取り組みについて講義を受け、参加者からは、社会保障制度の負担について多くの質問が出された。

 産別訪問として、自動車総連を訪問し、日本の労使関係の歴史と国際活動の取り組みに関するレクチャーがあった。参加者は、春闘に対する自動車総連の関わり方や、産業別労働組合としての役割・活動について学んだ。

 労働事情を聴く会では、それぞれの国から労働情勢や課題が報告された。各国ともに、①増加傾向に歯止めのかからないインフォーマルセクター労働者をどのように労働組合に包摂・支援していくか、②労働市場における外国人労働者への依存、③ILOの中核的労働基準他、多くの条約を批准しているが、適切な遵守がなされていない現状、④労働市場で一定の雇用改善は進んでいるものの、依然として国内の雇用吸収構造の脆弱性は否めない――等の報告があった。

 地方連合会プログラムとして全労済神奈川県本部を訪問し、日本の労働者共済の歴史と地域における現状等を把握した。連合神奈川を訪問し、連合に寄せられる相談内容や外国人労働者に対する具体的な対応などについて意見交換を行った。また、ハローワーク横浜、神奈川県立東部総合職業技術校、川井浄水場を訪問した。その後、日本生産性本部、全国労働金庫協会を訪問した。

 JILAF役員との意見交換では、「男女平等参画推進の重要性」、「地方連合会での意見交換会やディスカッションの在り方」、「現場組合員との意見交換会の場」、「双方向型講義とディスカッションの必要性」などの助言や質疑・提案がなされ、参加者の理解度向上を後押しした。
参加者からは、主に以下のアクションプランが提案された。
・職場の環境改善、賃金などの意識調査を実施し、その後労使対話フォーラムを実施したい。
・労働協約改定時に、現状の問題点を洗い出し、内容について充分な議論をしたい。
・3年を目途に組織化を進めたい。2017年2月までに国内外の組織と協力して労働者の権利を守る活動を実施する。
・公共部門で従事する労働者にも法律で認められている権利があることを周知したい。併せて、組合に対する悪いイメージを払しょくする活動も展開したい。
・男女平等参画社会の実現のための活動を展開したい。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

自動車総連連合神奈川
横浜水道労組

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

自動車総連訪問

横浜水道労組訪問

連合訪問