JILAFでは、HIV/AIDSは労働者にとって、重要な問題であるという認識の下、活動を行なっています。2005年に連合と協働でザンビアにおいてHIV/AIDSセミナーを実施し、2006年には招聘事業で各国ナショナルセンターのHIV/AIDS担当者を東京に招き、シンポジウムを開きました。
その後、外務省「日本NGO連携無償資金協力事業」から支援を受け、タイのナショナルセンター4団体で構成されるITUC-TC(国際労働組合総連合・タイ協議会)と連携し、「タイの職場におけるHIV/AIDSトレーナー育成プロジェクト」を実施しています。これは、現地の労働組合指導者を対象として、HIV/AIDSについて基礎知識を学び、職場で正しい知識を伝え、偏見を取り去ることを指導できるトレーナーを育成するプロジェクトです。また、労使で協力してこの問題に取り組む体制作りの構築も行ない、プロジェクトへの参加者たちは職場での活動はもちろんのこと、地域社会でもセミナーを開き、広くHIV/AIDSの基礎知識を伝えています。
国内でも労働組合とNGOで設立した「NGO-労働組合国際協働フォーラム」の「HIV/エイズ等・感染症グループ」に所属し、予防や啓発活動に積極的に取り組んでいます。