活動報告 労使関係開発

2024年度スリランカ JILAF労使関係セミナー

開催: 2024.10.14 2024.10.15
集合写真
開催地:コロンボ

出席者

  • SLNSS(スリランカ・ニダハス・セワカ・サンガマヤ):レスリー・デヴェンドラ事務局長
  • NTUF(スリランカ全国労働組合連盟) : ダンミカ・クマリ副会長
  • CWC(セイロン労働者会議): マリムットゥ会長
  • DoL(スリランカ労働局): ジャヤスンダラ労働総局長 *10月14日のみ
  • EFC(セイロン使用者連盟): ラサード・デ・シルバ上級次長
  •  *10月14日のみ

活動内容

JILAFは2024年10月14日から15日にかけて、スリランカのコロンボで労使関係セミナーを開催しました。

1日目は、スリランカの伝統的なオイルランプの点灯(*)でセミナーがスタートしました。続いて、JILAF、CWC、NTUF、SLNSS、EFC、DOLの代表者から其々挨拶がありました。全体テーマ「労働者と使用者が協力して、安全で持続可能な労働環境を作ることの大切さ」とし、スリランカにおける職場の安全や健康が十分に守られていない現状が指摘されました。JILAFはPOSITIVEプログラムを使った職場改善を行い、PDCAサイクルやリスクアセスメントを取り入れることで、労働災害を防ぎ、働きやすい環境を目指ことを提案しました。また、責任あるサプライチェーンを実現するための労働組合の役割や、人権デューデリジェンスの重要性についても話し合われました。

2日目は、グループディスカッションを行いました。CWCは、茶園労働者が直面する低賃金や厳しい労働条件について議論し、5年間で改善を目指す計画が提案されました。NTUFは、労働法や交渉のスキルを教える教育の必要性を訴え、15か月間の行動計画を発表しました。SLNSSは、外部組織との交渉力の向上や、職場環境の改善には国際的な支援が必要であると提案しました。

今回のセミナーは、労働者の権利を守り、良い労使関係を作るための一歩となりました。また、国際的な労働ネットワークを活用し、スリランカの労働環境をより良くするための協力が期待されています。

(*)スリランカでは、ランプは生活において重要な役割を果たしてきました。あらゆる重要な行事でオイルランプに火が灯されることは、最も重要な行事の一つとなっています

今回ご協力いただいた関連機関一覧

セイロン労働者会議
(CWC)
スリランカ全国労働組合連盟
(NTUF)
スリランカ・ニダハス・セワカ・サンガマヤ
(SLNSS)
スリランカ労働局
(DoL)
セイロン使用者連盟
(EFC)

ありがとうございました。

参加者の様子

  • オイルランプ点灯式
  • セミナーの様子