2024年度ネパールNTUC/JILAF労使関係セミナー
開催:
2024.12.05
~
2024.12.06
開催地:カトマンズ
出席者
- NTUC(ネパール労働組合会議)
- ANTUF(全ネパール労働組合連盟)
- GEFONT(ネパール労働組合総連合)
合計45名
下記代表者含む
NTUC ヨゲンドラ会長、アジャイ事務局長、バドゥ副事務局長
ANTUF ダン副会長
GEFONT カルキ副会長
他、講師および来賓
FNCCI ハリ次長
ILO サロモンシニアプログラムオフィサー
MoLESS シャラット労働大臣、ムクンダ書記
在ネパール日本国大使館 田村次席公使
活動内容
JILAFは、12月5日~6日にネパール カトマンズにおいてネパールの労働組合3組織、計45名を対象にして「責任あるサプライチェーン」と「ネパールの労使関係の現状とその課題」をテーマとし、労使関係セミナーを開催しました。
1日目のセミナーでは、JILAFから「職場における安全衛生の改善」及び「責任あるサプライチェーンにおける労働組合の役割」をテーマに、職場の環境改善、責任ある企業行動への取り組みの中で労働組合として実行できる活動を紹介しました。また、セミナーの最後では学んだ内容をもとに、経営者へ改善提案をする模擬交渉を実施し、実りある1日となりました。
2日目はネパールの政府、労働組合、使用者団体の3者が「ネパールの労使関係の現状とその課題」をテーマにパネルディスカッションを実施しました。パネラーではないセミナー参加者にも発言の機会があり、多くの意見要望・質問が寄せられました。また、パネルディスカッションの内容をもとに参加者がアクションプランを作成し、代表者が発表を行いました。
最後にネパールの労働組合役員、JILAF代表が2日間のセミナーのまとめを実施し、閉会しました。
参加者意見
- 社会保障へのアクセスや安全衛生面において、方針と実行のギャップが発生している。
- 労働組合が、解決に向けての団体交渉体制の理解やスキルを持っていないのが課題。
- (ANTUF)産業別労働組合が、工場団地での社会保障啓発活動を行っている。
- (GFONT)労働法の改正(労働組合法、ボーナス法、社会保障、インフォーマルセクター労働者法)に向けてJTUCC(共同調整委員会)と連携で情報収集、啓発活動、政府へ働きかけを進めている。
- (NTUC)各労働組合は経営者と政府による社会保障、最低賃金等の労働者保護法のコンプライアンス遵守を行うべき。
今回ご協力いただいた関連機関一覧
NTUC (ネパール労働組合会議) |
FNCCI (使用者団体) |
ILO (国際労働機関) |
ANTUF (ネパールの労組) |
GEFONT (ネパール労働組合総連合) |
MoLESS (政府) |
在ネパール日本国大使館 |
ありがとうございました。