活動報告 労使関係開発

再招へいチーム

開催: 2024.12.16 2024.12.20
修了式集合写真
開催地:東京(日本)

出席者

  • モンゴル労働組合連盟(CMTU)
  • ラオス労働組合連盟(LFTU)

活動内容

12月16日から12月20日の日程で、モンゴル、ラオスの2ヵ国計14名(うち女性8名)が招へいプログラムに参加しました。

過去の招へいプログラムの参加者のみで構成された今回の「再招へいチーム」は、JILAFにおける講義や日本と参加各国の労働事情に関する意見交換を行うとともに、中央労働委員会労働側委員連絡協議会(労委労協)の講義、連合本部、連合東京への訪問を行いました。

滞在プログラムにある「労働事情を聞く会」を、このチームではオンライン公開の「拡大版」で開催(12月19日)しました。両国の参加者から、労使紛争とその解決事例について次のような報告を受けました。

モンゴル:若い労働者が賃金の高い海外への流出することや労働力不足に対して賃金を上げていくことが必要である。

ラオス:労働者のうち非正規労働者が8割を占め低賃金であるため最低賃金の引上げが重要である。

参加者意見

  • 2029年までに最低賃金と平均賃金を2倍にする。この背景にあるのは海外への出稼ぎ労働者が増えていることがあり、人材流出を防ぐには賃金を引き上げることが急務である。
  • 非正規労働者、高校生、専門学校生を対象に働くことを学ぶことができる教育機関を作りたい。
  • 労働組合の組織率に関する調査研究をしっかりしていきたい。例えば、私の所属している労働組合には4,600人の組合員がいるが、その組合員を対象とした定量的な分析をしたい。
  • 2029年までに非正規労働者の支援を行う組織を設立したい。

    現状、労働相談への対応は弁護士が行っているが、弁護士一人では足りないので法律家を増やして相談体制を強化したい。

  • 広報活動を強化し、労働組合がどのようなものなのか、組合員になるとどのようなメリットがあるか宣伝したい。これは国外への人材流出防止の観点からも行いたい

今回ご協力いただいた関連機関一覧

連合本部 連合東京 中央労働委員会労働者側委員連絡協議会(労委労協)

皆さまどうもありがとうございました。

参加者の様子

  • 連合東京にて
  • 連合本部にて