2024年度バングラデシュITUC-BC/JILAF労使関係セミナー
開催:
2025.01.07
~
2025.01.08
開催地:ダッカ
出席者
- ITUC-BC(労働組合の協議会) シャキール事務局長
- ILOバングラデシュ ナーダ・アリディー専門家ほか
- バングラデシュ政府 労働雇用省担当者
- バングラデシュの労働組合以下6組織
バングラデシュ・サンジュクタ組合連盟(BSSF) 5名(男性3、女性2)
バングラデシュ自由労働組合連盟(BMSF) 5名(男性3、女性2)
バングラデシュ民族主義労働組合連合 (BJSD) 5名(男性2、女性3)
労働組合連盟(JSL) 5名(男性3、女性2)
バングラデシュ労働連盟(BLF) 5名(男性4、女性1)
バングラデシュ自由労働組合会議(BFTUC) 5名(男性3、女性2)
合計:30名
活動内容
JILAFは、1月7日~8日にバングラデシュ ダッカにおいて。今年のテーマは「日本の労働運動の歴史と役割」、「職場における安全衛生の改善」と「責任あるサプライチェーンにおける労働組合の役割」です。
1日目のセミナーでは、JILAFから「日本の労働運動の歴史と役割」及び「職場における安全衛生の改善」をテーマに、日本の歩んできた歴史や、職場の環境改善への取り組みの中で労働組合として実行できる活動を紹介しました。次に、バングラデシュ政府担当者から「バングラデシュ労使関係の現状」について報告がありました。また、2024年の8月に招へい事業で来日した5名の労組役員から、日本で学んだ建設的な労使関係や、視察結果についての報告をセミナー参加者へ行いました。
2日目は、JILAFから「責任あるサプライチェーンにおける労働組合の役割」をテーマに講義を実施し、参加者からは多くの意見要望・質問が寄せられました。また、最後に本セミナーの内容を基に参加者がアクションプランを作成し、発表しました。
参加者意見
- バングラデシュの労働組合は1つに纏まっていないが、安全衛生の改善や、労働者の人権保護などのテーマについては、力を合わせて課題を解決していくべきである(BJSD)。
- バングラデシュの使用者は、労働者を使い捨てする傾向にあり、労使による利益配分は考えられていないのが現状である。労働者を財産と捉えるべきである(ILOバングラデシュ)。
- バングラデシュの労働組合は組合ごとに支持政党があり、労働者は政党の為に働いているようなものであり、非常に政治色が強い。そのため、労使間の課題解決も合理的解決や、経済的解決よりも政治的解決に利用されることが多い(バングラデシュ政府)。
今回ご協力いただいた関連機関一覧
ITUC-BC (労働組合の協議会) |
ILOバングラデシュ | バングラデシュ・サンジュクタ組合連盟 (BSSF) |
バングラデシュ自由労働組合連盟 (BMSF) |
バングラデシュ民族主義労働組合連合 (BJSD) |
労働組合連盟 (JSL) |
バングラデシュ労働連盟 (BLF) |
バングラデシュ自由労働組合会議 (BFTUC) |
ありがとうございました。