活動報告 労使関係開発

2024年度タイ労使関係セミナー

開催: 2024.11.09 2024.11.10
集合写真
開催地:バンコク

出席者

  • 在タイ日本大使館:2名
  • ILO:1名
  • 国際連合開発計画(UNDP):1名
  • タイ日工業大学(TNI): 2名
  • ITUC-TC:8名
  • 労働省(MOL):3名
  • タイ使用者連盟(ECOT)/タイ貿易産業使用者連盟(ECON):4名
  • その他:7名

合計:34名(JILAF含む)

活動内容

今年の労使関係セミナー(Industrial Relations: IRセミナー)のテーマは「ビジネスと人権」で、JILAFの木暮参与の講義では、安全衛生等を通した建設的な労使関係の構築をベースとしたビジネスと人権へのアプローチが責任あるサプライチェーンの構築に繋がることを説明し、PROACTIVEプログラムを紹介した。具体的に労働者が自ら安全性と労働環境を評価できるチェックリストの紹介や労働組合がどのようにビジネスと人権に貢献できるかを説明した。また、UNDPの佐藤氏の講義では、「ビジネスと人権」に関するデューデリジェンス(HRDD)の重要性を述べ、労働者の対話参加が企業の持続可能な発展に貢献することを強調しました。これにより、企業が社会的責任を果たしつつ、経済成長を実現できることが説明されました。MOLのドゥシット労働専門家は、労使関係の構築において双方が人権を尊重することの重要性と透明性のある対話環境の構築、労使共同の活動が労使関係を強化することを説明しました。その後、ECOTのシリワン事務局長は、ビジネスと人権を活用して労使関係を築くことの重要性を述べ、労働者の権利を尊重し、公平な職場環境を整えることが企業の成長と安定にも繋がることを強調しました。

今回ご協力いただいた関連機関一覧

在タイ日本大使館 ILO ITUC-TC
労働省(MOL) タイ使用者連盟(ECOT) タイ貿易産業使用者連盟(ECON)
国際連合開発計画(UNDP) タイ日工業大学(TNI)

ありがとうございました。

参加者の様子

  • JILAF木暮参与による講義
  • グループ討議
  • 参加者の発言