2024年度ILO-ACTRAV/JILAF共催多国間セミナー
開催地:バンコク
出席者
- ILO加盟アジア太平洋圏の労働組合リーダー
前半(オンライン)41名 14ヵ国(うち、女性22名)
後半(対面)24名 12ヵ国(うち、女性13名)
活動内容
JILAFは、ILO-ACTRAV(国際労働機関労働者活動局)と共催で、アジア太平洋圏の労働組合リーダー24名(12ヵ国)を対象として「適正な賃金、社会対話及び労働方針」をテーマにセミナーを開催しました。
本セミナーは、前半で責任あるサプライチェーンをめぐる生活賃金、労働安全衛生、社会対話等のトピックで10月にオンライン教室を実施し、後半を11月11日(月)~11月15日(金)にタイ・バンコクで対面にて実施しました。
開会式にて共催各組織を代表したITCILO(国際労働機関国際トレーニングセンター)のウェラ・コスタプログラムマネージャー、ILOアジア太平洋地域の麻田総局長(ビデオメッセージ)、ILO-ACTRAVアジア太平洋地域のアリエル・カストロ代表、JILAFから木暮参与、在タイ日本大使館から宮田書記官がそれぞれ挨拶を行い、人権が守られた企業行動に向けた労働組合の役割の重要性を強調しました。
セミナーにおいては、JILAFから①「責任あるサプライチェーンにおける労働組合の役割(PROACTIVE)」と②「職場における安全衛生の改善(POSITIVE)」ワークショップを行い、日本の建設的な労使関係や対話の仕組みとともに、職場環境改善のプロセスを共有しました。
ILOからは、サプライチェーンにおけるディーセント・ワーク、人権デューデリジェンスに関する取り組みの講義と生活賃金、賃金格差についてグループ討議を行いました。
最後に、各国から責任のある企業行動に向けた具体的取り組みプランを作成し、発表をいただきました。
閉会では、ITCILO、JILAF、在タイ日本大使館の挨拶において、本プログラムから得られた内容を自国で活かすとともに、持続可能な発展に努力してもらいたいことが述べられました。
参加者意見
- 人権デューデリジェンスや職場の安全衛生の改善の具体的な実行例を紹介されて理解が深まった。
- 多様な背景を持っている参加者と意見交換ができて大変建設的なプログラムだと思う。
- 方針分析、団体交渉等に必要なソフトスキルを育むセッションを提供してもらいたい。
今回ご協力いただいた関連機関一覧
ILO-ACTRAV (国際労働機関労働者活動局) |
ITCILO (国際労働機関国際トレーニングセンター) |
在タイ日本大使館 |
ありがとうございました。