活動報告 草の根支援

ラオス・タイ二国間資格相互承認会議

開催: 2024.12.16 2024.12.18
ビエンチャン

内容

国際移住機関(IOM)は、タイとラオスの政労使そしてJILAFと協力し、タイとラオス間で技能労働者の交流を実現するための会議を実施しました。この会議では、労働者のスキル向上を通じて、両国の労働市場をつなげる取り組みについて話し合われました。

特に観光業での需要に応じるため、ラオスの労働者向けにホテル業務、接客、料理のスキルを習得する研修プログラムが提案されました。こうしたスキルはタイ国内の労働市場で高く評価されるものであり、今後の就業機会の拡大に貢献すると期待されています。また、ラオスの労働者はタイ語と似た言語を話すため、コミュニケーションの壁が少なく、タイでの適応がスムーズに進むと考えられます。

この会議は、タイとラオスの経済的なつながりを強化し、地域の発展を支える重要な一歩となりました。両国の協力によるこの取り組みは、労働者のスキルアップだけでなく、持続可能な成長を目指す地域全体の発展にも寄与することが期待されます。

参加者の声

  • ラオスの労働者数に関する懸念がある。現在、国内におけるラオス人労働者の数は既に十分ではない状況にある。そのため、さらなる労働者を海外へ派遣することが、将来的にラオス国内での労働力不足という問題を引き起こす可能性があるのではないか。
  • ホテル業界での人材不足が、実際にどの分野で深刻であるのかを正確に確認する必要がある。多くのホテルでは、ハイシーズン中にインターンシップ生を活用して対応している現状だ。ホテル業界で特に不足しているのは専門職のスタッフ、例えばIT担当者である(観光省代表)

協力団体

MoLSW
(Ministry of Labour and Social Welfare)
MoL(労働省) IOM(国際移住機関)
ILO(国際労働機関) ECOT(タイ経営者連盟) TPQI(タイ政府資格認証機関)
LNCCI(チャンパサック県商工会議所) TICA(タイ国際開発協力機構)

 

参加者の様子