アフリカ英語圏チーム
開催:
2024.09.24
~
2024.10.03
開催地:東京・徳島(日本)
出席者
- ガーナ労働組合会議(GTUC) 1名
- ケニア労働組合中央組織(COTU(K)) 1名
- ナイジェリア労働会議 (NLC) 2名
- ザンビア労働組合会議 (ZCTU) 2名
- 南アフリカ労働組合連盟(FEDUSA) 2名
- 南アフリカ全国労働組合協議会(NACTU) 1名
活動内容
JILAFは、9月16日にオンラインプログラム、9月23日から10月3日で来日プログラムの日程で、アフリカの5か国から9名(うち女性3名)の労働組合リーダーを招き、招へいプログラムを開催しました。
9日間にわたる来日プログラムでは、まず、JILAF役職員、連合本部、厚生労働省、日本生産性本部、経団連、中央労福協のそれぞれから、日本の労使関係、労働制度、社会保障制度など「働くこと」を支えている様々な事についての講義を実施しました。
産業別組織訪問プログラムでは、自治労本部を訪問し活動に関する講義を受けるとともに、本部職員の方との意見交換をおこないました。
また、地方プログラムでは、連合鳥取を訪問し地方連合会の活動についての説明を受け、連合鳥取の案内のもと米子市、琴浦町、鳥取市にて職場訪問を行い、労働安全衛生など労働組合の現場での活動の説明を受け、質疑応答を行いました。
その後鳥取県に移動し、ハローワークを訪問。管内の労働市場に関する説明を受け、所内見学も行いました。
参加者は、日本の(政)労使の協議会をはじめ、企業内に設置されている委員会などの、労使交渉の場以外での労使の対話機会があることや、地方で展開される政労使の合議体に高い関心を持ったようです。その中で、「交渉以外の場での対話を交渉とどう区別して扱っているのか」などと熱心に質問をしていました。
参加者意見
- 労働組合の担い手による若い世代へのアプローチや、組織行動への動員に苦労や課題があることは、万国共通のものであることを改めて認識できた。。
- 組合員数減少の中、労働組合によるいわゆる非正規雇用の労働者への働きかけ方など、組織拡大の取り組みについて、参加者間の意見交換がさらに必要だと感じた。
- 労使間の相互信頼をどう築くかが、自国の労使関係の課題であるが一朝一夕では築けないことがわかった。
- 「労使協議」の機能と団体交渉との違いをもっと知りたい。
今回ご協力いただいた関連機関一覧
厚生労働省 | 日本労働組合総連合会 | 自治労 |
日本労働組合総連合会鳥取県連合会 | UAゼンセン寿製菓労働組合 | UAゼンセングッドウィル労働組合 |
大山乳業農協労働組合(フード連合) | 厚生労働省鳥取労働局ハローワーク鳥取 | 日本生産性本部 |
日本経済団体連合会 | 中央労福協 |
皆さまどうもありがとうございました。