2024年度カンボジアITUC-CC/JILAF労使関係セミナー
開催:
2024.07.29
~
2024.07.30
開催地:プノンペン
出席者
- ITUCカンボジア協議会(ITUC-CC)
- 加盟3組織(CLC, CCU, CCTU)各10名
以下、開会式のみ出席
MLVT(労働職業訓練省)H.E.Mrs.ソワン・ワンナロット長官
CAMFEBA(カンボジア使用者協会)Mr.テップ・ソポーン常務理事
在カンボジア日本大使館 安藤 賢太 一等書記官
活動内容
JILAFは、7月29日~30日、プノンペンにおいて、「社会保険」と「責任あるサプライチェーン」をテーマに、ITUCカンボジア協議会(ITUC-CC)加盟組織メンバー30名を対象とした労使関係セミナーを開催しました。
1日目には、JILAFから「日本の社会保障制度」についての講義が行われた。カンボジア国家社会保障基金(NSSF)の代表からは、カンボジアにおける社会保障制度の進捗状況報告がなされました。また、労働職業訓練省(MLVT)から「労働安全衛生」についての講義と、ITUC-CCから建設的な労使関係を通じた労働環境改善の取り組み(社会保険加入促進、労働安全衛生促進、労働者の組織化推進、団体交渉体制の充実化等)についての報告がありました。
2日目には、JILAFから「職場における安全衛生の改善」及び「責任あるサプライチェーンにおける労働組合の役割」をテーマに、職場の環境改善、責任ある企業行動への取り組みの中で労働組合として実行できる活動を紹介しました。
セミナーでは、現在のカンボジアで「ビジネスと人権」や「責任あるサプライチェーン」への関心の高まりを反映し、参加者からは、職場の労働安全衛生の向上など、日本の労働組合の取り組みに関する質問が多く出されたほか、MLVTからは政府としても
政策策定に向けて知見を集積しているところであるとのコメントがありました。
最後に、国際労働ネットワークを活かした両国の労働環境改善のための努力を継続することを確認しました。
参加者意見
- 職場における安全衛生、人権へのリスクアセスメントの取り組みを体制化することが必要。
- 職場で安全な環境を構築する等のための「人材への投資」を使用者と連携して更に促進したい。
今回ご協力いただいた関連機関一覧
ITUCカンボジア協議会(ITUC-CC) | 労働職業訓練省(MLVT) | 国家社会保障基金(NSSF) |
カンボジア使用者協会(CAMFEBA) |
ありがとうございました。