活動報告 草の根支援

2024年度ラオスSGRA第1回中央推進委員会の開催

開催: 2024.05.07 2024.05.07
ラオス(ビエンチャン)

参加者

  • LFTU(ラオス労働組合連盟)チャンペン労働保護局局長 含む4名
  • MLSW(ラオス労働福祉省)カムパット労働保護局副局長 含む2名
  • LNCCI(ラオス商工会議所)ダオラウィン副事務局長 含む1名

合計13名(JILAF含む)

内容

会合では、社会全体で通貨安と生活費や燃料費の上昇により、労働者の安定した生活に不安があること、SGRAプロジェクトを通じて労働者の就労環境の改善を目指すことを確認しました。

JILAF相原理事長は、中央推進委員会の継続的な努力への感謝と今後の更なる連携について述べ、関係者のキャパシティビルディング、成果や課題の国内外での共有推進について要請しました。

労働省のカムパット労働保護局副局長は、進行する高齢化と労働力減少に対して、労働者のスキル向上とともに、新設した社会保障制度の周知・加入促進と、ニーズに応じた社会保障制度の継続的な改善に取り組むことついて述べられました。

LFTUのチャンペン労働保護局局長は、インフォーマルセクター労働者の生活改善への取り組みには、政労使の協力による事業の推進と継続的なサポートが必要と述べ、社会保険への加入促進への取り組みや、機関紙を通じたSGRAの広報により事業認知度が高まっていることなどを共有されました。

LNCCIのダオラウィン副事務局長は、タイとラオスの資格相互承認プロジェクトについて、労働力不足のラオスにおいて、タイで身に付けた技術や経験を持ち帰って活かしてもらうこと、また農業プロジェクトに関しては、国内の農家による安定的な営農推進が重要であることを述べられました。

最後に、JILAFの斉藤事務長から、SGRA実施各国の共通目標を参加者全員と推進していくことを確認しました。

参加者からの声

  • (MLSW) 社会保障制度の改善に協力してほしい。効率的な制度の構築やアクセスの方法の改善は、労働者の安心感を高め、経済全体の安定につながる。
  • (LNCCI) 国外へ輸出するためのマーケティングや、そのための品質向上や品質管理。また、地域社会や民間企業も参加した経済的な支援やプログラムの提供を行うことが重要である。
  • (LFTU) SGRAの活動の重要性を広めるとともに、更なる持続可能性を高めるため継続的な活動が必要だ。

協力団体

LFTU
(ラオス労働組合連盟)
MLSW
(ラオス労働社会福祉省)
LNCCI
(ラオス国立商工会議所)

参加者の様子