活動報告 草の根支援

2024年度 バングラデシュSGRA 2024年度第1回中央推進委員会の開催

開催: 2024.05.09 2024.05.09
当日の出席者(ITUCバングラデシュ協議会のリーダーの方々)
ダッカ(バングラディッシュ)

参加者

  • MoLE(労働雇用省)カデル局長
  • ITUC-BC(国際労働組合総連合会バングラディッシュ協議会)シャキール事務局長
  • BEF(バングラディッシュ経営者連盟)サントシュ副事務局長
  • ILO(国際労働機構)サイダル シニアオフィサー

計15名(JILAF役職員含む)

内容

JILAFは、インフォーマルセクター労働者の組織化を通じた生活改善を目的にアジア諸国で「国際労使ネットワーク等を通じた組織化による草の根支援事業(SGRA)」を進めています。その1か国であるバングラデシュでは、今年のプロジェクトの達成目標や年間活動計画を決定する年度初頭の「中央推進委員会」が、5月9日、首都ダッカで行われました。関係する同国のナショナルセンター(国際労働組合総連合バングラデシュ協議会(ITUC-BC))のリーダーが参加するこの会合に、JILAFから相原理事長はじめ3名がオンラインで議論に参加しました。

会合では、本事業によって各地域に結成されている協同組合組織(ショモバエ・ショミティ)において行われたプロジェクト(生活改善、職業訓練セミナー等)のレビューとともに、次年度事業の目標と展開(時期・予算等)が議論・検討されました。JILAFからは、各地でのプロジェクト運営主体である協同組合組織の自立化と持続可能性の向上には、現地組織と担い手自身のさらなる能力向上による運営力強化や、量より質の重視、他セクターとのさらなる協働などを提起しました。

現地では労働組合だけでなく、政府(労働雇用省)、使用者団体(BEF)、ILOの協力も得て、インフォーマルセクター労働者のフォーマル化と生活改善に向けた取り組みが進められています。

参加者からの声

  • 生活改善セミナーや職業訓練を行っているのであれば、求人とのマッチングの機会も必要であり、そのための政・労・使各主体間の協力を模索したい。
  • プロジェクトにより各地で進めているショモバエ・ショミティ(協同組合)の設立について、現在存在しない地域への展開を期待したい。
  • プロジェクトの運営を地域で担ってくれる、コア人財の育成にもっと力を割くべき。

協力団体

MoLE

(バングラデシュ政府労働雇用省)

BEF

(バングラデシュ経営者協会)

ILO

(国際労働機関バングラデシュ事務所)

参加者の様子

  • 今年一年間の基本方針と活動を確認(会議全景)
  • JILAF東京事務所と結ぶ