カンボジア・ネパールチーム
6月19日から6月21日(オンライン対応)、6月28日から7月5日(来日対応)の日程で、クメール語部、ネパール語部のプログラムを開催しました。
カンボジアの組合役員6名(うち女性2名)、ネパールの組合役員6名(うち女性2名)の2ヵ国、計12名(うち女性4名)がプログラムに参加しました。
オンライン対応においては、「日本の労働運動の歴史と役割、今日的課題」、「労働運動を支える労働法制・社会保障制度」等の講義を受講しました。
来日プログラムにおいては、日本労働組合総連合会から「春季生活闘争に関する取り組みについて」、JILAF役員から「私たちが挑戦する社会課題」について、全労済協会から「日本の労働者共済の歴史と現状」について、それぞれ講義と意見交換を行いました。産業別労働組合・職場訪問では三菱ふそう労働組合を訪問し、建設的な労使関係について学びました。地方連合連携セッションでは、連合愛知を訪れて、中小企業での組織拡大などについて意見交換を行いました。また、ポリテクセンター中部、ハローワーク春日井、豊田自動織機労働組合を訪問し、職業訓練や就職支援、ものづくりの現場を見学のうえ意見交換を行いました。
参加者からは、主に以下のアクションプランが提案されました。
(1) 日本での実地での内容と、オンラインでの知識を共有し、人材育成を行いたい。使用者とは、対決型ではなく対話を進めることで労使関係を改善したい。(カンボジア)
(2) 日本のことはもちろん、ネパールに関しても労使関係、社会保険・共済制度を学ぶことが出来た。フォーマル・インフォーマルの人々が社会保険を利用できるように取り組みを進めていく。(カンボジア)
(3) 産別・職場訪問で、実際に労使関係が良好なこと、生産性が向上していることを目の当たりにした。この経験を組合員に伝えて、改善していきたい。(ネパール)
(4) より多くの人が社会保障制度に入れるように活動していく。(ネパール)
今回ご協力いただいた関連機関一覧
厚生労働省 | 日本労働組合総連合会 | 日本経済団体連合会 |
日本生産性本部 | 全日本自動車産業労働組合総連合会 | 三菱ふそう労働組合 |
日本労働組合総連合会愛知県連合会 | ポリテクセンター中部 | ハローワーク春日井 |
豊田自動織機労働組合 | 一般財団法人全国勤労者福祉・共済振興協会 |
皆さまどうもありがとうございました。