中南米チーム
7月18日(月)~8月5日(金)の日程でオンライン・スタディ・プログラムを開催しました。
7月18日から7月22日(スペイン語圏)、8月1日から8月5日(ポルトガル語圏)の日程で、中南米のアルゼンチン、コロンビア、チリ、メキシコ、ブラジルの5ヵ国から計14名(うち女性8名)が参加し、すべてのプログラムを終了しました。
JILAFは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大による入国制限に伴い、海外の研修生を日本に招へいする研修プログラムに代えて、インターネットを介した「オンラインプログラム」で事業を実施しています。
オンラインプログラムは、5日間で構成され、2日間は労使関係や労働政策等に関するオンデマンド動画の視聴、3日間はJILAF役員との意見交換や講義のフォロー等を行うリアルタイムのオンラインセッションを実施しています。
4日目のオンライン意見交換会では、各国を取り巻く雇用情勢のほか、講義を聞いた上で被招へい者の国でどのような取り組みを今後展開していくかについて、活発な議論が交わされました。
参加者からは、主に以下のアクションプランが提案されました。
(1)日本とアルゼンチンの労働運動や労使関係は異なるが、日本の労使協議制度のメカニズムは有益であり、自組織で導入できないか検討をしていきたい。(アルゼンチン)
(2)団体交渉で、正社員の無期雇用化と非正規雇用者の権利擁護に向けて、中央執行委員会などで提起をしていきたい。(コロンビア)
(3)プログラムで学んだ内容をナショナルセンター内で共有するとともに、日本とラテンアメリカの労働運動との比較分析を行う。(メキシコ)
(4)女性をはじめ社会的にマイノリティとされる労働者の差別をなくすために、SNS等のプラットフォームを用いて組織内外で伝えていきたい。(ブラジル)
今回ご協力いただいた関連機関一覧
厚生労働省(厚労省) | 日本労働組合総連合会(連合) | 中小企業家同友会全国協議会(中同協) |
日本労働組合総連合会東京都連合会(連合東京) | 全国労働者共済生活協同組合連合会協会(全労済協会) |
皆さまどうもありがとうございました。