ナショナルセンター(NC)フランス労働総同盟(CGT)

組織名 フランス労働総同盟
Confederation Generale du Travail(CGT)
住所 263 Rue de Paris
F-93516 Paris Moutreuil Cedex
FRANCE
電話番号 01 55 82 80 00
FAX番号 01 49 88 18 57
メールアドレス info@cgt.fr
ホームページ http://www.cgt.fr
役員名 事務局長:Mr.Philippe Martinez
本部役員16名
組合員数 約71万人
執行委員数
加盟組織 33産業別・職能別組織
856 local unions
地方組織数 21 regional committee(地方組織は地方、県、地域ごと)
主要加盟産別業種 ①林業、②演劇、③食品、④化学、⑤鉄道、⑤商業、⑥建設、⑦製紙、⑧金融、⑨金属、⑩エネルギー、⑪海員、⑫警官、⑬港湾、⑭通信、⑮保健、⑯公務員、⑰印刷、⑱マスコミ、⑲繊維、⑳運輸
加盟国際組織 ・欧州労連(ETUC)
・ITUC汎欧州地域評議会(PERC)
・国際労働組合総連合(ITUC)
・経済協力開発機構・労働組合諮問員会(OECD‐TUAC)
大会情報 3年に1回開催

前回:2019年6月
次回:2022年

主要課題・活動方針 1)賃上げ
2)エネルギー
3)食糧
4)生活費
5)青年労働者
6)年金生活者
略史  フランス労働総同盟(CGT)は、1895年にフランスにおける初のナショナルセンターとして結成された。社会主義者、無政府主義の立場から労働組合の統合を主張するアナルコ・サンジカリストの影響で強い組織で、1914年以前は反軍隊の方針を掲げていたが、第一次大戦ではCGT組合員の動員に協力した。14年時点で600万労働者のうちの40万人にすぎなかった加盟組合員を18年から20年の間に飛躍的に増やし、250万人の大組織となった。
1919年にキリスト教サンジカリストがCGTを脱退して、フランス・キリスト教労働者同盟(CFTC)を結成した。21年には、共産党に指導された革命的サンジェカリストがCGTを脱退して、統一労働総同盟(CGTU)を結成した。CGTUは、35年に人民戦線結成(36年)の気運の中でCGTに復帰した。
さらに、第二次大戦後のマーシャル・プラン受入れをめぐって共産党系指導部のゼネスト決行方針に反対した穏健派がCGTを脱退、1947年にフランス労働総同盟・労働の力(CGT-FO)を結成した。この47年の分裂の際、教育労働者はいずれにも属さず、独立組織として教育労組連盟(FEN)を結成し、現在に至っている(91年現在、組合員推定約40万人)。
CFTCは、1964年、宗教色を弱めて、社会改革を追求することにより組織勢力の伸び悩みを脱却する目的で、名称をフランス民主労働総同盟(CFDT)と改めた(95年現在、組合員65万人)。これに反対する少数派は、CFTCの名称を継承して現在に至っている(97年現在、組合員25万人)。また、CFDTからの脱退者が、5番目のナショナルセンターとして、95年11~12月のゼネスト後に連帯・統一・民主(SUD)を結成している。
CGTはソ連崩壊後も公式的には世界労連WFTU加盟となっていたが、1995年、WFTUから脱退し、後、旧ICFTUに加盟した。
以上のように、現在のフランスの5つのナショナルセンターと一つの大きな独立組織は、いずれもCGTに起源を持っている。
同国の主な進出日系企業
曙ブレーキ工業 中外製薬 日清製粉グループ本社 など
同国の日系企業拠点数 274
JILAFとの関係 (1)最近の招聘者実績

(2)最近の現地支援プロジェクト

備考 フランスの人口:6,582万人
首都:パリ
言語:フランス語

フランスの他のITUC加盟組織:フランス民主労働連盟(CFDT)、フランス・キリスト教労働者連合(CFTC)、フランス労働総同盟・労働者の力(CGT-FO)、CFDT‐統合職能別間労働組合(UIR-CFDT)

参考

フランス共和国のILO条約批准
[1]批准条約総数 128条約
[2]中核的労働基準 結社の自由及び団体交渉 第87号 第98号
強制労働の禁止 第29号 第105号
児童労働の実効的な廃止 第138号 第182号
雇用及び職業における差別の排除 第100号 第111号
安全で健康的な労働環境 第155号 第187号

が批准済)